Column

塵も積もれば山となるです

2019.05.03

ご自身のご家族が一ヶ月にかかる光熱費を考えた事ありますか?

 

 

政府統計で「二人以上の世帯」の平均世帯人員約2.98人を家族構成のモデル数値として、

大人2人、子供1人という家族構成で考えてみたいと思います。

(参考:厚生労働省 人口動態統計の概況」

https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/kakutei17/index.html

 

全体の光熱費

家族三人暮らしの場合、

平均の光熱・水道費は約1万9,607円です

(総務省統計局「家計調査」)

 

 

一人暮らしの約2万9,686円と比べると、

多人数で住むほど一人当たりの光熱費はお得になります。

 

 

ガス代

三人暮らしのガス代の平均値は約3,035円で、

一人暮らしの約2,148円に比べると約1.4倍となっています

(総務省統計局「家計調査」)。

 

水道代

水道代の場合三人家族で1ヶ月当たり約4,460円、

一人暮らしの約2,200円と比べて約2倍の料金になります

 

(9月という時期で、水道代は差が発生しやすい費用と思われましたが、

それでも2倍に収まるのは多人数ならではの結果と考えていいではないでしょうか。)

 

電気代

電気代の平均は約1万1,354円となっています

(総務省統計局「家計調査」)。

 

一人暮らしの場合の約7,569円と比較すると、

約1.5倍、二人暮らしの料金約7,569円と比べても1.5倍です。

こちらも単純に人数分の料金が増えるわけではありませんでした。

 

 

光熱費の簡単な節約術

ここからは、今日からでもできる簡単な光熱費の節約術に目を向けて行きましょう。

 

蛍光灯からLEDライトに変更する

蛍光灯をLEDライトに変えると電気代がお得になるという話はよく聞きますが、

実際にどのくらい得なのでしょう? 

 

比較するメーカーや商品によって異なりますが

蛍光灯シーリングライトとLEDシーリングライトの年間の電気代が

5,000円以上も違うという解説があります。

 

1個変えるだけで年間5,000円もお得になるなら、

明らかに変える価値がありますね。

その上、地球環境にも優しいという利点もあります。

 

 

エアコンの使用状況の改善・エアコンフィルターの清掃

エアコンは短時間の外出ならいちいちON/OFFしない方がお得と言われています。

これは一度OFFにすると、再起動時に諸費電力が上がるからです。

 

また、エアコンのフィルター掃除をすると効率が上がって電気代の節約につながります。

環境省の発表によると2週間ごとのフィルター清掃で得られる電力削減効果は、

冷房なら4%、暖房なら6%です。

(参考:https://ondankataisaku.env.go.jp/coolchoice/setsuden/office/saving01.html

 

 

夏より冬の方が電気代を多く使う事で節約方法が変わってきますね。

 

 

 

浴室乾燥機の使用を控える

浴室乾燥機は消費電力が大きく、1250W近辺のものが多いです。

これを3時間使うと(1kWh当たり27円で換算)約100円になります。

 

一方ドラム式の洗濯乾燥機ならヒーター乾燥タイプで1回あたり約49円、

ヒートポンプ乾燥タイプなら約15円と1回で85円の差が出ます。

 

二日に一回使用すれば毎月1,275円の差が出ますから、

年間なら15,300円と大きく差があります。

どちらか選べるとすればドラム式洗濯乾燥機の方が圧倒的にお得ですね。

 

 

 

トイレを流すレバーを適切に使用する

トイレを使った後水を流すとき、大と小を何となく使っている人もいるかもしれませんが、

小なら大より水量が2~3リットル少ないので、

適切に使い分けましょう。

 

水道料金は地域で大きく差がありますが、

平均すると1リットルは0.24円、4回注意すれば約1円の節約です。

金額的には非常に小さいですが、こういう行動とることで意識が上がり、

シャワーや歯磨き、調理の時の節水意識も高まります。

 

日本人が一日に使う水の量は平均すると186リットル、

仮に1割節約すれば18.6リットルで1日約4.5円、一ヶ月135円の削減です。

 

 

小さな工夫で光熱費は抑えられます! 

 

 

 

ここまで書いてきたように、

光熱費は小さな工夫で抑えることができます。

 

上に書いたのはごく一部ですから、

家族全員で電気、ガス、水道すべてに節約意識を高めれば

平均的に毎月の光熱費を下げることは可能です。

 

 

節約ばかりを考えるとモチベーションが

続かないこともあるかもしれませんが、

塵も積もれば山となるです。

 

まずはランチ一回分の節約からチャレンジしてみては

如何ですか?

 

 

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