Column

梅雨の時期の担当者

2018.06.13

梅雨時期が建築期間にかかってしまう事は少なからずあります。

梅雨の時期に家を建てる事が

特別悪い時期ということはないと思います。

 


多い・少ないはあるにせよ、

この国はどの月でも雨が降りますから、

どの月に建てはじめるといい、

悪いという特定のものはないと

考えておいても良いと思うのです。

 

 

ただ注意は必要です。

型枠にコンクリートを流し込む作業は

降雨時に作業すれば確実に品質を損なってしまう結果が待っています。

 

ですから、こういう状況ではその工程はストップさせるべきです。

 

しかし、

コンクリート工事の時期と梅雨が重なると、

工事の進捗は遅れる可能性があります。

 

このとき、

品質の影響を十分に考えない現場監督だと、

工事優先、品質後回しになってしまうので

注意が必要です。

 

工期優先で工事を進めるようでは良い品質の建物は

絶対に出来ません!

 

勇気を持った決断が必要なのです。

 

 

外壁や屋根などの防水工事などは、

湿気を内部に留めたまま防水してしまうと

内部の湿気の逃げ道がなくなってしまい、

最悪の場合構造体を腐らせてしまうのです。

 

こうなったら取り返しがつきません。

 

ですから、屋根はすぐにルーフィング施工、

バルコニーはブルーシートで養生が一般的です。

 

 

しかし、

工事を延期してしまうと、

建物の完成予定もずれ込んで、

決済などの条件が変わってしまうことが

建築会社にとっては心配の種なのです。

 

建設会社は品質を確保しつつもなるべく工事は

遅らせないよう努力しなくてはいけません。

 

 

梅雨や台風、降雪といった工事を中断すべき

理由がある時期に建設工事がかかる場合は、

建築会社に品質を優先に工事を行なってもらうよう

依頼しておくと良いですね。

 

 

天候リスクで工事が遅れるようであれば、

遅滞なく報告してもらい、工程の再調整を

即座に対応するしてもらうことをお勧めします。

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